人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2019年6月 煎茶と花

6月は企画展が二本あり、そのどちらも東京です。
まずは、東京都文京区千駄木のギャラリー箒星さんです。

Galerie 箒星
煎茶と花ー九人展ー
2019年6月8日(土)-16日(日)
11:00-18:00
休廊日10日最終日17:00まで
〒113-0022
東京都文京区千駄木3丁目42-7
2019年6月 煎茶と花_c0235504_16385996.jpg

2019年6月 煎茶と花_c0235504_16392231.jpg

2019年6月 煎茶と花_c0235504_16394921.jpg
大勢の個性的な作家による企画展です。
お茶や茶器に興味をお持ちのかた、どうぞお越しください。

# by kikigama | 2019-06-06 16:45 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)

2019年5月11日(土)~5月12日(日)
フィールドオブクラフト倉敷2019
倉敷市芸文館広場

金曜日の朝から福岡を出発して7時間かけて高速を走り、無事に出展してきました。
フィールドオブクラフト倉敷2019_c0235504_09333844.jpg

フィールドオブクラフト倉敷2019_c0235504_09343218.jpg
夕方に到着して、ほんの1時間ほど美観地区を回ることができました。
ちょこちょこお買い物も…。
フィールドオブクラフト倉敷2019_c0235504_09360564.jpg

フィールドオブクラフト倉敷2019_c0235504_09362516.jpg

フィールドオブクラフト倉敷2019_c0235504_09414449.jpg
天気に恵まれたのは何よりでしたが、とにかく暑い猛暑日のような二日間でした。
2年ぶりの出展でしたが、スタッフの皆さんも優しく、開催したミニワークショップも好評だったので楽しい時間を過ごさせていただきました。
ご来場いただいた皆様、お買い上げくださった方々、ありがとうございました。
それから、FOCのスタッフの皆さんありがとうございました、お世話になりました。
野外のクラフトイベントならではの交流や、うつわに関しての新たな課題もみつかったので、制作に生かしてまいります。

# by kikigama | 2019-05-13 09:44 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)

清明と穀雨の間で

清明と穀雨の間で、作陶に明け暮れています。
1~2月は寒さとインフルエンザ、それから花粉症の影響で体調不良が続きました。
3月から少しづつ制作にもエンジンが掛かったように思います。
4月になり、福岡では桜は散ってしまいました。
個人的には花粉が落ち着いてきたので、作業に集中できる季節になってきたことが嬉しくもあります。
清明と穀雨の間で_c0235504_19470985.jpg
これからはイベント出展と企画展、それに個展と続くので、在庫がどれだけあっても困ることはありません。
窯もたき終わり、器たちが出てきました。
窯出し後の器たちは、そのままではお渡し出来ません。
目跡を削ったり縁や高台を耐水ペーパーで磨くことで、ようやくお客様の手元にお出しできる状態になるのです。
清明と穀雨の間で_c0235504_20052979.jpg

清明と穀雨の間で_c0235504_20062483.jpg

清明と穀雨の間で_c0235504_20071412.jpg
石砂や珪砂を敷いてみましたが、思ったような仕上がりではなかったですね。
石砂はまだ良いですが、珪砂は削るとほとんど消えてしまうので難しいところ。
実験はこれからもちょくちょく続けていこうと思います。
これからは季節もよくなりますし、さあ頑張って制作せねばと心に誓いました。


# by kikigama | 2019-04-12 20:21 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)

旅立つ器たち

2019年を迎えて、気がつけばひと月が過ぎようとしています。

大晦日に焚いた窯の分と、個展から帰ってきた器たちが並んで、久しぶりに展示室が充実していました。
旅立つ器たち_c0235504_20401037.jpg
旅立つ器たち_c0235504_20403367.jpg
しかし、取引のあるギャラリーさんの買付けと、おそらくインスタグラムで展示室の状況を知ったお客様が連日のように来て下さったので、随分とさみしくなってきました。
旅立つ器たち_c0235504_16591230.jpg

芦屋貴兆陶家さん買付分。
旅立つ器たち_c0235504_20423946.jpg
福岡heritageさん買付分。

在庫を抱えていると、不安よりも不思議と安心感があって(私だけかも)、まだこの器は作らなくても大丈夫だなと怠け心がムクムクと出てくるのです。
一月が行く月ならば二月は逃げ月、二月は毎年本当にあっという間に過ぎ去ります。
在庫があるのをこれ幸いにしていましたが、いよいよ制作の頑張り所といったところでしょう。

しかし、巷はインフルエンザの大流行で、あの人もこの人もという状況です。
我が家も、流行に乗り遅れんとインフルエンザに罹るものが出て…。
生まれて初めてインフルエンザの予防接種を受けた私ですが、果たして無事に切り抜けられるでしょうか。
連日の看病もあり、もうすぐそこまでインフルの魔の手が迫ってきているように感じます。
病は気からの諺もあるように、とにかく気持ちで負けないようにとは思いますが、果たして…。

# by kikigama | 2019-01-28 20:44 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)

料理を盛るもの

平成三十一年となり、半月が経とうとしています。
この平成という元号もあと数か月です。

常々、うつわを作りながら誰のために作るのか誰に向かって作るのか、気持ちが揺れることがあります。
私は、土を成形して器という食の道具を作る事が仕事で、そこに勿論自分なりの思いや知識からこだわりのようなものを含んでいて、それが私が作るうつわの個性となっています。
しかし、自分のこだわりのみ詰まった器というのも、それも独りよがりな芸術崩れのように思えてきます。

うつわは料理を盛ったときに初めて完成する。
この言葉は、うつわの作り手ならば何処かで聞いたことがあると思いますが、その通りだと思います。
使ってくれる人がいて初めて、私が作るうつわに意味が生まれる。
そう考えると、自分のために好きなように作ることが躊躇われます。
しかし、マーケティングにも限界があるように、使い手に向かって延々と作る事が正解でもないでしょう。
結局その間で揺れながら、今日も制作するのです。

Ryotei Style JP リョウテイスタイルというサイトで取り上げて頂きました。
ありがとうございました。
やはり、うつわというのは料理が盛るといいですね。
自分で作っておいてなんですが、なかなか写真映えするではないかと思ってしまいました。
本当に有難いことです。
料理を盛るもの_c0235504_22123873.jpg

# by kikigama | 2019-01-12 22:16 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)