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身代わり猪口
5月も残りわずかになりましたが、只今制作期間中です。
6月の半ばに東京の企画展が控えていることもありますが、ご注文いただいた器をただひたすらに作っております。

先日、窯を焚き上げて窯出しをした時のこと。
七十点近く窯の中に器を入れていたのに、ただ一つだけ焼きの悪い器がありました。写真右の器(わかりにくいかもしれません)。
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窯内で何が起こり、何がそうさせたのかは謎ですが、穢れを一身に背負ったかのように、少しだけ黒ずんでいました。
同じ場所で器を焼いてこうなった事もなく、他の器たちは全く問題なく焼けていたこともあって、とても不思議でした。

これは陶芸用語でいうところの部分酸化(磁器は還元焼成です)というものです。今回の器の場合は大部分酸化でしたが・・・。

磁器は還元焼成することで焼き締り、生地も白くなりますし、呉須の発色も還元焼成の方がいい藍色になります。
釉薬の灰に含まれる鉄分も還元焼成では青緑っぽく発色し、酸化だと黄緑がかった発色になります。(特に私の釉薬は灰の作用が強く影響します)
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焼成不良品の器をじっと眺めていると、捨てるに忍びない気持ちになりました。
身代わり地蔵という昔話がありますが、窯焚きの悪いものを一人被ってくれたような気がして、身代わり猪口と名付けて持っておこうと思っています。
案外、欲しいという人が現れるかもしれませんし。

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by kikigama | 2015-05-24 19:14 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)
ふたり陶器市 終わりました。
2015 ふたり陶器市(吉田崇昭×井上誠司)、無事おわりました。

うちの工房は住宅地のど真ん中にあるので、わかりにくい方もいらしゃったと思うのですが、多くの方に見ていただき、お買い上げいただきました。

皆様、ありがとうございました。

初日こそ、雨に降られましたが、残り二日はお天気にも恵まれました。
一緒に展示した井上さんは、陶芸講座を開いておられて、その生徒さんたちに大勢お越しいただきました。
いろんな刺激、課題をいただいた3日間でした。

来年は、またひとりでやるのか、それとも三人に増えるのかはわかりませんが、来年の陶器市もよろしくお願いいたします。
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by kikigama | 2015-05-08 14:51 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)



器と日々
by kikigama
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