カテゴリ:吉田崇昭 記す( 51 )
灯しびと 雨のち晴れ
第4回堺クラフトフェア『灯しびとの集い』に参加してきました。

熱心にみてくださったお客様、手にとってくださったお客様、

お買い上げくださったお客様、ありがとうございました。

たくさんのお言葉をいただいて、大変励みになりました。

また、運営スタッフの皆様、細やかなお心遣いに感謝しております。

大変お世話になりました。

27日の初日は、カンカン照りの快晴で、まさにイベント日和。
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想像を超えた人出に面喰らいました。

28日の2日目は、夜中から降り続く雨模様。
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会場は水びたしで、テントの中も足元が沼のようになってました。

撤収をどうしたものかと朝から悩んでおりましたが、
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昼から、奇跡的に晴れました。

雨のち晴れ。

天気予報では、ずっと雨だったはず。運営スタッフさんや出展者の、日頃の行いのおかげでしょうか。

今回初めて参加させていただきましたが、著名な作り手の方から大変有難い言葉をいただいたり、新たに取引していただける方々と出会えたり、大変有意義な時間を過ごせました。

改めて、ありがとうございました。
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by kikigama | 2012-10-30 15:01 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)
第4回 堺クラフトフェア『灯しびとの集い』
大阪、堺市で開催される、第4回堺クラフトフェア『灯しびとの集いに初参加します。
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2012年10月27日(土)・28日(日) /10時~16時 /雨天決行・荒天中止

会 場 : 大仙公園 /催し広場(大阪府堺市堺区)
主 催 : 灯しびとの集い実行委員会
後 援 : 堺市/(公)堺市文化振興財団/(社)堺観光コンベンション協会/堺市教育委員会

※来場者用の駐車場はございません。公共の交通機関でお越しください。


クラフトとは・・・

機械生産に対しての、手仕事なのだそうです。

世界のほとんどの作り手の、全てのものが該当しそうな広い範囲のコトバです。

それなら、自分の染付も立派なクラフトばいと安心しております。

関西は、信楽の陶芸の森にいた8年前以来なので、楽しみです。当時は、仲間たちと大阪にも遊びに来た記憶があります。

少しずつ準備を進めておりますが、来月は準備に追われそうな予感です。
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by kikigama | 2012-09-20 00:07 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)
いつか
薪の窯で、器を焼く。

昔は、ごくごく当たり前だったのでしょう。

しかし、以前は問題なくできたことでも、何かと難しくなった現代において、薪窯は容易ではありません。

現在の場所に工房と窯を築いて、この秋で三年になります。

住宅地の中なので、ガスの窯で焼いています。(煙突はありますが、ガスが燃焼しても
CO2と水が出るくらいで煙はでません)

いつかは薪でやりたい。

実現できるかはわからないけれど、よく口にしてきた言葉でした。

いつかって、いつになるんだろうとは思いながら。

煙の問題があるので、場所は山間。

できれば、道路沿い。レンガや薪材などを運ぶにしても、便利なので。

広さはそこそこ、100坪もあれば十分過ぎるくらい。

想像は膨らみ、車で土地探しをはじめたのが、今年に入ってから。

とにかく動いてみようと、地元の人に話を聞いて回った結果・・・。

幸運にも見つかりました。
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窯を築くまでどれくらいかかるのか見当もつきませんが、この場所をみて確信しました。

いつかじゃなく、今だって。
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by kikigama | 2012-06-29 19:00 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)
酒とうつわ
大学のころはそれなりに飲んでいた酒も、やきものを始めてからは遠い存在になりました。
気がつけば晩酌する習慣もなく、盆と正月以外は、真夏の暑い日の夕方にビールを飲むくらい。

そんな、酒をあまり飲まない自分の酒器ですが、お客様に指摘されて、人によっては物足りないという欠点が明らかになりました。

盃のサイズが気持ち小さめ。

ぐびぐびよりはチビチビ飲むことが多いので、お酒をよく飲まれる方からすると、気持ち小さく感じられるようでした。

勉強不足。

それ以来、ちょこちょことお酒を嗜むようになったのですが、今回、お客様に紹介していただいた酒店で八海山の純米吟醸を買ってきました。

日本酒に関しては、ほとんど知識もゼロで、舌も痩せこけている私です。

とはいえ、いいものを知ればそれより悪いものは自ずとわかるはずと、まずは有名なところを攻めてみました。
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お粗末ながら感想です。
ぴりっとしとってうまかー。
 
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by kikigama | 2012-05-25 23:40 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)
有田陶器市2012 はじまります
明日から有田陶器市がはじまります。

準備のために有田へ行っていたのですが、家へ戻ってきました。
例年以上に準備が遅くなってしまい、ばたばたしながら昨日ようやく窯を焚いたので、
窯出しが残っていたのです。

マリンメッセに出展した時に、初めて作ったミニマムな器たち。

多くのお客さまに好評をいだたいたので、今回張り切って大量に作ってみました。
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カッターでは大きさが分かりづらいですが、2センチ~3センチ程度の小さな器です。
前回は箸置きにでも使っていただこうと作ったのですが、今回はミニふたものを試作してみたりしたので、もはや箸置きには使えないものもあったりします。

明日の早朝からずっと有田です。
我が家の工房兼ギャラリーは、一週間お休み致します。
GW期間中に工房をお訪ねしてくださる予定だったお客様がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
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by kikigama | 2012-04-28 23:09 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)
理想に近いかたち
掘ってきた土石たちをテスト焼成する時に、ただの小さな円筒形では面白くないので、どうせならと、盃を作ります。
筒型のぐい呑みのようにすることもあるのですが、なんとなく気がつくと、手が自然と動いていたりします。
スルスルと碗なりにろくろを挽いて端反りにする。(時には玉縁に)
これで完成。
ではなく・・・
盃の縁を軽く指でゆがめるという、蛇足的な動作がひとつ入ります。
ゆがめる?
そう、なぜか手が動いて・・・。
また、やっちまったと思うこともしばしば。
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それぞれ、違う陶石で作った白磁鎬(しのぎ)盃です。
この盃の本歌はここでは紹介できませんが、器に詳しい人はご存じだと思います。
大変有名な骨董商の方の持ち物で、別冊太陽や、自著でもよく紹介されている初期伊万里鎬盃。
焼成中のくっつきで縁がゆがみ沓型になり、鎬のラインと相まって素晴らしいフォルムなのです。

数年前に本で見て以来、あまりのかっこよさに衝撃を受け、ちょくちょく写しを作ってきました。
小さな器ですが、理想に近いと感じたからです。
意図的に歪めているので、本歌のくっつきによる自然な歪みにはほど遠いですが、ちょとだけひょうげた雰囲気は出ているかなと思います。

ただ、テストピースがわりに盃を作りだしてからは・・・
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どんどん増えてます。それぞれ、素地や釉薬の土石が違いますが。
気のせいか理想の形からはズレてきているような・・・。まあ、それはそれでイイのかもしれません。
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by kikigama | 2012-04-13 22:52 | 吉田崇昭 記す | Comments(0)
巧遅拙速
先月掘ってきた石を、機械で粉砕するために有田に行って作業してきました。
そこそこの量があったのもあって、まる一日かかり、全身粉だらけで作業着は真っ白になりました。

その日のうちに福岡に帰るのもハードなので、嫁さんの実家(長崎県松浦市福島町)にお世話になりました。ちなみに、伊万里市の先にある島です。

泊めていただく部屋に置いてある義父の机の上を、ふと見上げた時、張り紙が目に止まりました。
[巧遅より拙速を旨とせよ]
おそらく元の言葉は巧遅は拙速に如かず。
出来は良いけれど完成に時間のかかるものは、多少拙くとも迅速に出来上がるものには及ばないという意味です。

ガツーンと心に響く言葉でした。
そういえば自分の好きな雰囲気の器や古道具たちも、まさに拙速の美を持っているような気がします。
李朝や古唐津、初期伊万里などは、フォルムや絵付けなど全てが拙速の美。
個人的な好みでしょうが、端正で精緻な器は、息がつまりそうで苦手です。

巧遅拙速。
これからの座右の銘です。
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泉山で作った六寸の皿。拙速の美を目指したいものです。
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by kikigama | 2012-04-02 19:54 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)
陶片は呟く
我が家の作業場に併設したギャラリーには、うつわを置いているのですが、片隅に陶片を展示しています。
これは、骨董屋で買ったり、人から頂いたりしたもので、自分のつくる器の世界観をわかってもらうのに丁度いいと思い置いているのです。

先日、この陶片についてお叱りを受けました。文化財の保護という視点からすると、陶片を買うことは盗掘を助長するし、勉強したいのなら資料館のようなところで見せてもらえば十分であるとのこと。
まったくもってその通りだと思います。反論の余地もありません。
盗掘などはもってのほかですし、貴重な窯跡が無残な状態になっているというのも耳にしたこもあります。

とはいえ、ガラスケース越しに見たり、手袋をはめて見せてもらうだけでは、わからないこともあるのも事実です。
お世話になってる知人にこの話をした際に、好きなひとが持っていることが自然な気がするというようなことを言われて、ホッとしました。
今も伝世する茶道具などは、茶人や数寄者たち、近代においては実業家たちの手によって戦禍の中、長い間守られてきた部分もあるのです。

ふと、手に取った陶片は、荒々しく素朴で、こう言っているようでした。
「守ってもらわんで結構。そこら辺に捨てとって」 
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初期伊万里の陶片、武雄系の古唐津の陶片。
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by kikigama | 2012-02-22 10:54 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)
プロフィールその2(吉田崇昭)
よく聞かれることがあります。
どういうきっかけで陶芸を始めたのか?

有田の学校で学んでいる頃や、その流れで学校の職員として働いている時、信楽で造形的な仕事に夢中になっている時も、いくら考えてもしっくりくる答えはありませんでした。

大学2年の時にインダストリアルデザイン(立体)とビジュアルデザイン(平面)でコース選択をしたのですが、平面デザインを選んで、すぐに間違いに気がつきました。
友達のインダストリアルデザインの課題を手伝うことが多く、平面のポスターをデザインするよりも、ずっと面白かったのです。
立体の仕事をしたいと漠然と思いながら、なんとなく陶芸家っていう響きにあこがれて有田で陶芸をはじめました。

実に浮ついたしっくりこない理由です。
学校で知り合った仲間たちの、陶芸に関する知識や熱い思いにまったくついていけない日々が過ぎ、なんだかんだとやきものを続け、(現唐津市)浜玉町の陶芸家さんのところに弟子入りをしました。

ある時、ろくろをひきながら師匠の話を聞いていると、今まで完全に忘れていた記憶が甦りました。

まだ自分が小学生だった頃に、友達と山で赤土を掘ってきたこと。
その友達は博識で、これで縄文土器を作ろうと言い始め、赤土で器のできそこないのようなものを作りました。
さらにその友達は、うわぐすりは灰を塗ったらいいらしいというような情報も知っていて、僕は焚火の灰を水で薄めたものを塗り、庭でたき火をする際に焼いてみました。
結果は失敗で、しっかり焼けなかった為に水につけるとボロボロです。
その時はそれで終わりで、完全に忘れていました。

しかし、誰に教わるでもなく、自分たちでゼロから何かを作り出すという強烈な体験は、たぶん無意識に自分の進路を決定していたのかもしれないと思います。
山に入って石や土を探している時に、子供のころに同じことをやっていたんだなと感慨にふけったりして、今となっては、その頃から道が決まっていたのかもとすら思います。
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去年、小学校の野焼きの授業を手伝った際に、焼いた土器。
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by kikigama | 2012-02-17 17:43 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)
プロフィール
喜器窯
福岡県筑紫野市むさしケ丘2‐28‐43 tel 092-925-7595

福岡県筑紫野市は佐賀県との県境のまちで、隣町は基山町、太宰府市、大野城市など、山を越えて筑豊に向かうと飯塚市があります。
日本のいろんなまちと同じように、縄文土器や古墳などは近くで発掘されますが、やきものの産地などはなく、いわゆる福岡のベッドタウンです。

住居兼作業場は閑静な住宅地のど真ん中にありますが、20分も歩けば田んぼや畑が見えてくるような場所です。
設計は福岡市天神にオフィスを構える、NKSアーキテクツという設計事務所さんです。数々の建築賞を受賞されており、デザイン性の高い建物を手掛けられています。

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吉田崇昭 
1976年福岡県生まれ 2000年有田窯業大学校入学 2002年窯業大学校嘱託職員 2004年滋賀県立陶芸の森スタジオ研修生 2005年唐津市浜玉町窯元勤務 2007年福岡県筑紫野市にて独立 2009年現在地に築窯

吉田加代
1969年長崎県生まれ 1988年長崎大学教育学部入学 1992年~2000年長崎県小学校教諭 2000年有田窯業大学校入学 2002年佐賀県嬉野市の窯元に勤務 2004年長崎県福島町にて独立 
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by kikigama | 2012-02-13 13:48 | 吉田崇昭 記す | Comments(2)



器と日々
by kikigama
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